東京ヒューマンライブラリー協会 | 多様性を育む「生きている図書館」

【開催報告】ぶらり〜世田谷実験室(実験例1〜2)


3月27日(水)19:00〜21:00、ヒューマンライぶらり〜世田谷実験室を開催しました。

参加者は、店主や偶然その場にいた方も含めて7名です。

[この実験室について]

”人を本に見立てて貸し出す図書館“であるヒューマンライブラリー(HL)。この図書館仕様の対話イベントHLでは、マイノリティが「本」になり…自己開示をして…と説明されることが多いですが、それらの事にとらわれ過ぎず、わくわくするHLの実験をしてみるのが「ぶらり〜世田谷実験室」です。

今回は「〇〇の失敗談」ということで、実験例1〜2です。

 

実験例1.元大学教授「挫折の青春」
実験例2.フリーター「巻き込まれやすいフリーターの失敗談」

[実験例1]元大学教授の「挫折の青春」

この実験例は、はじめに失敗談の話があり、そのあとに質問という形です。

はじめは、このブログ記事を書く私には世代が異なるのでよくわからないところもあったのですが、ただ失敗談を話すのでなく当時の時代がどうだったのかという話もあり、納得しながらついつい聞き入ってしまいました。共感できる失敗談があったり、ここでしか聞けない話もあって面白かったです。

偶然その場にいた人も一緒に話を聞かれました。「◯◯の失敗談」という比較的軽いテーマだからこそ飛び入り参加しやすいという意味でも、このテーマは良かったのではないかと思います。

 

[実験例2]フリーターの「巻き込まれやすいフリーターの失敗談」

この実験例は、「◯◯の失敗談」冊子を読者に手渡し、その上で話す形です。

冊子は同じ内容のものが2種類(表紙に「あらすじ」があるもの/「ハッシュタグ」でキーワードがあるもの)。「あらすじ」の冊子は開くと目次があり「1章〜」「2章〜」とあり、「ハッシュタグ」の冊子は開くと「エピソード1」「エピソード2」となっています。

話の流れとしては、はじめに「あらすじ」を話し、その後は複数ある失敗エピソードを1つずつ話し、途中で質問や話したいことがある場合は入ってもらうというもの。

 

実験後は、そのままの流れでいろいろ話しました。

今回の実験に対し、「笑える失敗談みたいな軽い話をしているようだったけど、そこにはちゃんと生きづらさがありますね」といった趣旨の感想を話す参加者がいたり、実験後には聞き手だった人が自身の失敗談を話す機会があったりと、ただおしゃべりする雑談や会話もありながら、対話もできたという点で良かったと思います。

 

次回も「ぶらり〜世田谷実験室」を行います。予約不要・入場無料です。


コメントをどうぞ

CAPTCHA